理事長挨拶

 新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日に2類相当から5類感染症になりました。もちろん新型コロナの脅威がなくなったわけではなく、今後も感染対策は必要となりますが、約3年半にわたって制限されてきた日常が徐々に取り戻されてくることを願っています。また、生徒にとって楽しい思い出となる学校活動に活気が戻り、伸び伸びと学校生活を送れることを期待しております。

同時に、新型コロナの5類感染症移行を受け、体育祭や学園祭等のイベント復活、部活動大会の通常開催など、活発な活動に伴う負傷等事故の増加も懸念されますので、より一層の安全対策にご配慮いただくようお願いいたします。

さて、本会の目的は、沖縄県の高等学校及び特別支援学校高等部の生徒の健康増進及び安全教育の充実を図るとともに、生徒、保護者、PTA役員並びに学校職員等の災害について必要な給付を行い、教育活動及びPTA活動の円滑な展開に資することとしています。

本会活動は全て、会員の皆様の会費(共済掛金)で賄われていますが、近年は、一年間にお預かりする会費以上の額を共済金としてお支払いする状況が続いております。財政の健全化を図るため、令和3年度から共済掛金の増額、令和4年度からは給付金率の見直しをさせて頂きました。

一方で4年度から、給付金を保護者へ直接振込とし、事務負担の軽減を図っております。本会を安定的に継続させていくために、引き続き、より効率的かつ合理的な運営が出来るよう、皆さまのご意見をいただきながら改善に努めてまいります。

困難な状況に陥った生徒、保護者、職員を援ける相互扶助(ゆいまーる)の精神をご理解いただき、会運営にご協力くださいますとともに、子どもたちの健やかな成長とPTA活動の充実のために、本会を十分ご活用いただけることをお願い申し上げ、あいさつとさせて頂きます。

(一社)沖縄県高等学校安全振興会
理事長 宮里 憲